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*これは私の13~17歳までの日記を17歳の時にまとめた詩集「人ひとり」から抜粋したものです



ー 誤 解 ー

自分の叫びを
文字をもって伝えようとするのは
簡単だけれど
淋しいなと思いながら
相手を許せる自分に満足するとき
私はそこに自己のささやかな価値を見い出す

言葉は人間が作った道具だから
時に使用者の心との間に
大きな亀裂を生じることもあるけれど
言葉をもって真の胸の内を主張せずとも
天は知れると思う心に
せめてもの安らぎを感ずる




50年たって66歳の私がこれを読んだとき、
インディアンの長老の言葉を思い出しました。

「その知恵を、若い時からずっと知っていたならば、
 人生はどれほど素晴らしかっただろう、と言う人があるが、
 老人のように生きる人生がワクワクするだろうか?」

せいぜい17才のこの「安らぎ」が、
私をたたかわない人生に誘ったのは確かだけれど、
私の冒険をどれだけ抑えただろうかとも思いますよ。(^v^)

どちらが正解ということではなくて、
私はそう生きるしかなかったのだと思います。




(過去の関連記事)

4/21 詩集「人ひとり」によせて
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